さて、前回のエントリーでは、有給休暇の仕組みにウエートを置いてしまい、いざどうすれば良いのか?という点に触れられませんでした。
今回のテーマは、まさにここです。

参考、前回のエントリー
4月1日から有給休暇取得義務化! タクシードライバーへの影響を様々考えてみました。 その1-基礎編

有給休暇取得で損をしない方法について考えてみたいと思います。


法律の施行は4月1日、ではいつから適用されるのか?

何だか見出しに矛盾を感じますが、改正労働基準法の施行は、本日2019年4月1日です。
では、その法律が適用になるのはいつからなのでしょう?

今回の改正で、分かり難い点はまさにここだと思います。
有給休暇の基準日(つまり、この日から1年間で○○日の有給休暇を取得できる、という日)が人によって異なります。

例えば、こんな場合…
入社日が9月1日だったとすると、有給休暇が発生するのは半年後からなので、3月1日が基準日となります。
そして、この場合は、2020年の3月1日から1年間に5日間の有給休暇を取得しなければならないのです。
(来年の2月29日までは、有給休暇の取得義務規定はありません)

また、就業規則で有給休暇の基準日が定められている場合…
私が最初に勤めた会社では、年度変わりの4月1日に一斉に、その年度の有給休暇が更新されていました。
こんなケースでは、来年の3月31日までに5日間の有給休暇の取得が義務付けられることになります。

つまり、人によって、さらには会社の就業規則によって基準日が異なるので、ご自身の有給休暇の基準日は会社に確認していただく必要があります。
そして、その基準日から1年の間に5日間の有給休暇を取得しなければならなくなるのです。


賃金体系は、A型?AB型?B型?

ご自身の賃金体系はどうなっていますか?
大きく分けて、タクシー会社の賃金体系はA型・AB型・B型に分類されてきます。
A型とは、固定給中心の賃金体系
AB型とは、歩合給+年間数回の賞与(会社によって呼び方は異なりますが、プール金だったり分離給だったり)で構成される賃金体系
B型とは、歩合給中心で、プール金のような賞与は無い体系

最近の流行は、分離給を会社にプールしないB型が多いのではないでしょうか?
因みに、私はAB型賃金体系の会社で働いていますが…


5日の有給休暇は1ヵ月にまとめて取得した方が良い!?

これは、私のケースです(笑)
因みに、隔日勤務で…
月間11回乗務が所定。
毎月のように12乗務あるいは13乗務で、公出をしている。
賃金体系はAB型。

例えば、公休日の乗務が毎月のようにあると、有給休暇を取得する為にはその公休日の乗務も削らなければなりません。
年間で2.5回の乗務を休む為に、何ヶ月か公休日の乗務を削っていては、生活に差し障ります(汗)
なので、義務化された有給休暇はどこかの月にまとめて取得しよう!と思っています。
それも、賞与月に当てれば、月の収入減は最小限に抑えられると思っています。

毎月のように公出をしているドライバーであれば、たぶんこの方法が最も年収を減らさなくて済むと思います。
また、毎月のように公出をしていなくても、有給休暇取得の為であっても、所定乗務数を割り込むと歩率が下がる会社の場合も、何ヶ月かに渡って有給休暇を取得するよりも一ヶ月にまとめて取得した方が、年収減を避けられると思います。


ちょっと心配事…

これは考えすぎなのかもしれませんが、どこかで書いたと思うのですが、タクシー会社の労働分配率は限界に近いラインで推移しています。
そして、前回も書いたように有給休暇を歓迎しないタクシー会社は多数(笑)
有給休暇手当を会社が引き当てていれば良いのですが、手当の引き当てを行っていない場合、その原資をどこからか持ってこなければなりません。
そして、持ってくる先は、労働分配率を減らすところ以外に無いのが実情だと思います。
(まぁ、内勤を減らせ!そんな意見はありそうですが…)

そうすると、歩率を減らすしか無いのですが、全体的に減らしたのでは反発も大きいし、何より乗務員獲得へのマイナスは避けられません。
だとすると、例えば無線の応答率が悪いと歩率を下げる!
そんな方向に変わっていきそうな気がしています(既に、そんな兆候が現れているのことは、ブログに書きました)。

有給休暇取得義務化がきっかけで、賃金体系が変更され、歩率が下がった…
こんな悪循環にならないことを切に願っています。


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